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2011年8月 3日 (水)

視覚障害者に代読・代筆 避難生活を支援

2011.07.31 共同通信

 目が不自由で、日々の生活に必要な情報を得ることが難しい人のため、

代読や代筆で手助けしようという取り組みが本格化している。

東日本大震災では視覚障害者や、目が見えにくい高齢者も多く避難生活を強いられ、

さらに支援の必要性が高まっている。

 「読み書きは社会参加に不可欠」「幅広い知識が求められる」。

7月上旬、東京都内で「読み書き支援員」を養成する初めての講習会が開かれ、

約90人の参加者が真剣な表情で講師の話に耳を傾けた。



 NPO法人「大活字文化普及協会」が主催。

「全国音訳ボランティアネットワーク」や「読書権保障協議会」のメンバーらが、

発音やアクセント、図表や写真の言葉への置き換え方、書類への記入方法を説明。

納税といった行政手続きや当事者の趣味など個人情報を扱うことも多いため、

守秘義務の重要性も繰り返し強調された。



 視覚障害者へのサービスの対象は、

手紙の返信から薬の確認、家電の使い方、役所への書類提出など生活全般にわたるが、

サービスを実施しているのは、一部の図書館などにとどまっている。



 協会の市橋正光(いちはし・まさみつ)事務局長(38)は

「代読・代筆で情報を提供するサービスの重要性が、大震災でより明らかになった」と指摘する。



 「避難所ではまず、トイレに困る」。

被災地の視覚障害者の支援を続けている日本盲人福祉委員会の加藤俊和(かとう・としかず)さん(66)も話す。

便器の形、水の流し方、紙の処理…。

知らない人に説明を頼むのは、精神的にも大きな負担だ。



 避難所の掲示板には行政からの連絡や支援情報が張り出されるが、

読むことができず、存在に気付かないケースも。

自宅や仮設住宅に住んでいると、そういった情報自体が届きにくいという。



 講習会に参加した宮城県石巻市の鈴木のり子(すずき・のりこ)さん(58)は、

夫が視覚障害者で、もともとボランティア活動に関心を持っていた。

震災では、勤務先で津波に遭い、数日間自宅に戻れなかった。



 幸い家族は無事だったが、情報の混乱や物資不足で、

近所に住む寝たきりの高齢者のための紙おむつを入手するのにも苦労し、支援の必要性を痛感したという。

「講習会では、ほかの参加者からの励ましもあって勇気づけられた。

 勉強を続け、困っている人の力になりたい」と話した。

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